腔 の変更点
『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
#author("2025-04-26T12:59:27+09:00","","") ''腔''とは、外側を何かの構造によって囲まれ、外側と区切られた、袋状あるいは管状で中空の構造の内側にできた場所のこと。「~腔」の形で使われる。内側の場所は空洞で空気や液体が満ちていたり、[[内臓]]などが入っている場合などさまざま。 #author("2025-04-26T13:12:01+09:00","","") > 関連する用語として、[[腔所]]の項目があります ''腔''とは、外側を何かの構造によって囲まれ、外側と区切られた、袋状あるいは管状で中空の構造の内側にできた場所のこと。腔の内側の場所は空洞で空気や液体が満ちていたり、[[内臓]]などが入っている場合などさまざま。 「~腔」という熟語の形で使われる。「腔」を単独の言葉として使うときは、[[腔所]]という言葉を使うことがある。 |>|~言語|~表記|~発音、読み方| |日本語|医学|腔|くう | |~|医学以外|~|こう | |>|英語|cave |''ケ''イヴ | |~|~|cavity |''キャ''ヴィティ | |>|ラテン語|cavitas |カウィタス | |~|~|cavum |カウム | 「腔」の字を、「こう」でなく「くう」と読む読み方は、辞書には載っていないが、医学の分野でだけ習慣的に使われている読み方。したがって、それぞれの言葉を、医学の専門用語として用いるとき以外には、「腔」を「こう」と読む読み方が正しいとされる。 たとえば、[[腹腔]](ふくこう/ふくくう)、[[体腔]](たいこう/たいくう)は、生物学の教科書では「ふくこう」「たいこう」と読むように書いてあるし、一般の雑誌や新聞に書かれているときには「ふくこう」「たいこう」とフリガナが振られる。また、医学用語に詳しくない人からは、「その字を『くう』と読むのは間違い」と指摘されたりもすることもある。 ** 腔の例 [#zfc0b54f] - [[管腔]](かんくう) - [[胸腔]](きょうくう) - [[胸膜腔]](きょうまくくう) - [[クモ膜下腔]](くもまくかくう) - [[口腔]](こうくう) - [[骨髄腔]](こつずいくう) - [[骨盤腔]](こつばんくう) - [[歯髄腔]](しずいくう) - [[心膜腔]](しんまくくう) - [[髄腔]](ずいくう) - [[体腔]](たいくう) - [[頭蓋腔]](とうがいくう) - [[内腔]](ないくう) - [[肺胞腔]](はいほうくう) - [[鼻腔]](びくう) - [[腹腔]](ふくくう) - [[腹骨盤腔]](ふくこつばんくう) - [[腹膜腔]](ふくまくくう) > カテゴリー: [[形>category/形]]