リンパ管 の変更点

『1年生の解剖学辞典』~ 解剖学をこれから学ぶ人向けの用語解説 ~
 

#author("2025-04-17T16:23:57+09:00","","")
 ''リンパ管''とは、[[血管]]、特に[[静脈]]と同じように体内を走る[[管]]で、体中の[[組織]]の中から[[組織液]]([[細胞外液]])が流れ込み、これが集められて、リンパ管を通って静脈へと送られる。リンパ管の中を流れる液体を[[リンパ液]](リンパ)という。[[器官系]]の[[リンパ系]]に含まれる[[器官]]。
#author("2025-04-20T08:17:41+09:00","","")
 ''リンパ管''とは、[[血管]]、特に[[静脈]]と同じように体内を走る[[管]]で、体中の[[組織]]の中から[[間質液]](組織液、細胞外液)が流れ込み、これが集められて、リンパ管を通って静脈へと送られる。リンパ管の中を流れる液体を[[リンパ液]](リンパ)という。[[器官系]]の[[リンパ系]]に含まれる[[器官]]。

|>|~言語|~表記|~発音、読み方|
|日本語|医学|[[リンパ管]] |リンパかん |
|>|英語|lymph vessel |''リ''ンフ・''ヴェ''ッセル |
|~|~|lymphatic vessel |リン''ファ''ティック・''ヴェ''ッセル |

 リンパ管のはじまるところは全身の組織内で、そこでは[[毛細血管]]のように細いリンパ管(=[[毛細リンパ管]])があり、そこで組織液がリンパ管に流れこんで、リンパ液となる。細いリンパ管は合流して、次第に太くなりながら、途中で、[[リンパ節]]を通る。
 リンパ管のはじまるところは全身の組織内で、そこでは[[毛細血管]]のように細いリンパ管(=[[毛細リンパ管]])があり、そこで間質液がリンパ管に流れこんで、リンパ液となる。細いリンパ管は合流して、次第に太くなりながら、途中で、[[リンパ節]]を通る。

 合流したリンパ管は、最終的には右リンパ本幹、左リンパ本幹という2本の太いリンパ管にまとまり、それぞれが別の場所で静脈とつながっている。リンパ本幹が静脈とつながる場所は、内頚静脈と鎖骨下静脈が合流して腕頭静脈になる分岐部のところで、この場所は[[静脈角]]と呼ばれる。右リンパ本幹が右の静脈角に、左リンパ本幹が左の静脈角につながる。

 リンパ管の構造は、壁が薄くて、[[弁]]があるなど、静脈とよく似ている。

> カテゴリー: [[循環器系>category/循環器系]] | [[リンパ系>category/リンパ系]]
 
 

<ご注意> 『1年生の解剖学辞典』は、解剖学を学んでいる人によって書かれているはずですが、間違いがあるかもしれません。内容はかならず教科書その他で確認してください。また間違いをみつけたら「編集」から直していただくか、「ノート」にコメントを残していただけるとうれしいです。
 どのページにでも自由にリンクしてください。でも、このサイトの文を他の場所に転載(コピー・ペースト)しないでください(コピーした内容に間違いがあったとき、その間違いはその後このサイト上では誰かに修正されるかもしれませんが、あなたがコピーした先では間違ったまま残ってしまいます)。